写真家jin-andoの徒然日記

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夏の山口県撮影旅行⑥~カルスト台地に息づく3億5000万年の歴史「秋吉台」

夏の山口県撮影旅行⑥~カルスト台地に息づく3億5000万年の歴史「秋吉台

 萩市内に別れを告げ、一路「秋吉台」へ。萩市内から秋吉台は、国道32号線を宮の馬場交差点を目指します。宮の馬場からカルストロードを抜けていきます。時間は約45分。
 山口県中西部に位置する日本最大規模のカルスト地形である秋吉台。 標高300m前後の緩やかな台地上面は急崖と、麓に広がる平野に囲まれています。 そんな秋吉台のはじまりは南方の遠く温かい海で、サンゴ礁として誕生しました。そう、もともとは秋吉台は海だったのです。 サンゴ礁は時間が経つと石灰岩という岩になります。サンゴ礁が出来ては石灰岩になり、それを繰り返します。 それから約3億5千万年という長い年月を経て、海から山へ堆積しながら移動した石灰岩の厚みは、500m~1,000m。 そこに雨水が流れ、長い時間を掛けて石灰岩が溶け、今の地形になりました。

カルストロード

 緩やかな丘が点在する大草原の中、まるでヒツジの群れのように点在する秋吉台。この大草原を縦断する国内屈指の絶景ロードが、山口県道242号秋吉台公園線、通称「カルストロード」と呼ばれる観光ロードです。
 総延約13km。かつては有料道路だったのですが、現在は無料開放されており、その特異な風景と共に、山中とは思えない解放感溢れる爽快ロードとして有名なルートです。
 途中で停車し、撮影した一枚です。
 NikonD810、f/8、1/200、ISO100、48mm

秋吉台カルスト展望台

 秋吉台東台の南部にあり、展望台からはカルストの地形や草原一帯を展望できます。展望台左手にみえるのが、草原と森林の境界を作っている防火帯「火道」です。秋吉台では例年2月に「秋吉台山焼き」が行われており、延焼を防ぐために作られたのが火道です。
 展望台周辺には、草原状になった台地に変わった形の白い石灰岩が点在しています。見渡す限りの360度の大パノラマは、日本最大級のカルスト台地です。
 展望台は、1階がトイレになっており、2階は車椅子でも上がれる展望台となっています。すぐそばに併設されている秋吉台ジオパークセンターにはカフェも併設されており、情報収拾や休憩ができるスペースも完備されています。
 展望台からの眺め(15mmの超広角で撮影)
 NikonD810、f/8、1/640、ISO100、15mm
 
 

 

 

 

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