世の中はミラーレス時代へ~されど一眼レフに拘る~
世の中はミラーレス時代へ~されど一眼レフに拘る~
Nikonが一眼レフの開発を中止し、ミラーレス専門に転向する報道がありました。時代は、いよいよミラーレスへと突き進んでいます。フィルム式一眼レフカメラがデジタル一眼レフカメラへと変わっていったように、デジタル一眼レフカメラがミラーレスカメラに置き換わっていくのは、自然の流れ。
しかし、私のように、一眼レフとミラーレスの両方を使う人も多いと思います。また、これにより、一眼レフの中古市場は高騰することが予想されます。
安価なカメラと高価なカメラの違い
安いカメラと高いカメラでは「写りのきれいさ」と「失敗しにくさ」の2点で大きな違いがあり、たとえば画素数だけ見て同じ画質や性能のカメラと勘違いしないようにすることが重要です。
APS-C | フルサイズ | |
機種名 | NikonD7100 | NikonD810 |
画像 | ||
本体重さ | 約675g | 約880g |
参考価格 | 85,920円 レンズキット |
216,000円 ボディのみ |
【フルサイズ】や【APS-C】は、センサーサイズの違い
センサーサイズとは、デジタルカメラに内蔵されている、『光をキャッチして画像を作り出す、イメージセンサーの大きさ』のことです。このセンサーサイズが大きくなればなるほど画質は良くなり、それに比例して価格も高くなります。
【フルサイズ(約36.0mm×24.0mm)】は、【APS-C(約23 -C】は、【フルサイズ】に比べて撮影できる範囲が狭くなりますが、被写体を大きく写すことができる、という特徴があります。
また、同じ範囲を撮影する場合、フルサイズはAPS-Cに比べてボケ量が多くなる、という特徴があります。短焦点レンズを使ったポートレート撮影時などは、APS-Cではなくフルサイズをセレクトすることで、より綺麗な玉ボケなどを実現することが可能です。 さらに、フルサイズは、APS-Cに比べてイメージセンサーが大きいため、より多くの光を取り込むことが可能です。その結果、暗い場所でISOを高くして撮影した場合でも、ノイズを抑えた、ディティールの細かい写真を撮影できます。夜景撮影時にもピッタリです。
ASP-C機のメリットとデメリット
【メリット】
①画質の良さ
暗所性能に関してはフルサイズに劣ります。シャドウやハイライトのレタッチではフルサイズの色情報の豊富さ(階調表現)にはかないません。しかし日中撮影ではフルサイズに勝るとも劣らない画質の良さです。よほど拡大表示しなければフルサイズと変わりません。
②軽量コンパクト
フルサイズに比べかなり小型化が進んでいます。機種にもよりますが、センサーの小さいマイクロフォーサーズとほぼ変わりません。
③フルサイズのレンズが使える
本来ならセンサーサイズごとにレンズの規格は決まっているのですが、APS-Cはフルサイズのレンズが使えます。レンズを揃えるのに選択肢が増えるということですね。ボディをAPS-Cにレンズをフルサイズにすれば、今後フルサイズシステムに移行した場合でもレンズが資産となります。
暗所性能に関してはフルサイズに劣ります。シャドウやハイライトのレタッチではフルサイズの色情報の豊富さ(階調表現)にはかないません。しかし日中撮影ではフルサイズに勝るとも劣らない画質の良さです。よほど拡大表示しなければフルサイズと変わりません。
②軽量コンパクト
フルサイズに比べかなり小型化が進んでいます。機種にもよりますが、センサーの小さいマイクロフォーサーズとほぼ変わりません。
③フルサイズのレンズが使える
本来ならセンサーサイズごとにレンズの規格は決まっているのですが、APS-Cはフルサイズのレンズが使えます。レンズを揃えるのに選択肢が増えるということですね。ボディをAPS-Cにレンズをフルサイズにすれば、今後フルサイズシステムに移行した場合でもレンズが資産となります。
【デメリット】
①画質に強いこだわりがあるなら、やはりフルサイズには勝てない。
②価格や手軽さにこだわるなら、やはりマイクロフォーサーズには勝てない。
*センサーの大きさで言えばフルサイズとマイクロフォーサーズの中間なので中途半端な位置づけと思われがちですが、実際は画質もよく小型化されていて日常使いにはもっとも扱いやすい規格のカメラかもしれません。
②価格や手軽さにこだわるなら、やはりマイクロフォーサーズには勝てない。
*センサーの大きさで言えばフルサイズとマイクロフォーサーズの中間なので中途半端な位置づけと思われがちですが、実際は画質もよく小型化されていて日常使いにはもっとも扱いやすい規格のカメラかもしれません。
フルサイズ機のメリットとデメリット
【メリット】
①ダイナミックレンジが広く画像編集がしやすい
フルサイズ一眼は、センサーサイズが大きく、「デジタルカメラがとらえることができる、明るい部分から暗い部分への再現可能な幅」すなわちダイナミックレンジが広いです。カメラが幅広い明るさを捉えられるため、階調再現が優れた画質の良い写真になると同時に、RAW画像を画像編集した場合に暗い部分を明るくしたり、明るい部分を暗くしやすいです。
②ノイズ耐性が高い
フルサイズはセンサーサイズが大きいため、撮像素子が受け取る光の量が大きくなりやすいです。そのため、ISO値を上げて高感度で撮影しても、ノイズが発生しにくいです。結果、暗い場所でも写真を撮りやすくなります。また、ISO値を上げることでシャッタースピードを上げられるので、速いスピードで動く物体も捉えやすくなります。
③ボケやすい
フルサイズ一眼は、センサーサイズが大きいので、他のカメラと比べてボケやすいです。逆に言えば、はっきりと写る範囲がAPS-Cよりも狭いということでもあります。
④より広角に写る
APS-Cのカメラは、フルサイズのカメラとセンサーサイズが違うため、同じレンズを使っていても焦点距離がニコンなら1.5倍、キャノンなら1.6倍になります。そのため、フルサイズカメラの方がより広い範囲を写すことができます(APS-Cのカメラは狭い範囲しか写せない代わりに、遠くの物体をより大きく撮影することができます。)。
【デメリット】
①価格が高い
基本的に、フルサイズのカメラは高いです。また、レンズ自体もAPS-C専用のものと比べて高くなる傾向にあります。
②大きく重い
基本的に、フルサイズの一眼レフやレンズは大きくて重くなります。例えば、NikonのAPS-Cの一眼レフであるD7100は675gであるのに対し、Nikonのフルサイズ一眼レフであるD810は880gであり、かつD7100よりも大きいです。
以上を参考にしていただき、自分に合ったカメラを選んでください。