写真家jin-andoの徒然日記

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【保存版】初心者でも実践できる!美しい星空の写真を撮るための撮影方法とポイント③

【保存版】初心者でも実践できる!美しい星空の写真を撮るための撮影方法とポイント③

 星空は、私たちにとって美しい自然の一部であり、見上げるとその壮大さや神秘的な雰囲気に感動します。しかし、星空を撮影することは簡単なことではありません。夜の暗闇や星の明るさの差、カメラの性能や設定、そして撮影場所など多くの要因が影響してきます。
 本記事は、星空の撮影に必要な機材や技術、設定方法や注意点について、初心者の方にも理解できるようにお伝えすることを目的としています。

 

3.撮影の設定方法

 星空の撮影では、適切な設定が重要です。カメラの設定を正しく行わないと、暗い夜空をきれいに撮ることができません。ここでは、星空の撮影に必要な設定方法についてお話しします。

 

  露出の設定方法

 露出は、カメラが撮影する画像の明るさを調整するための設定です。露出を調整することで、星空を明るく、暗くすることができます。 露出を調整する方法は、カメラの露出補正機能を使用する方法とマニュアルモードで露出を設定する方法があります。露出補正機能を使用する場合は、カメラが自動的に露出を調整します。マニュアルモードでは、シャッタースピード、絞り、ISO感度を調整して露出を設定します。

  焦点の合わせ方とピントの調整方法

 星空の撮影において、ピントの合わせ方が非常に重要です。星をきれいに写すには、正確にピントを合わせる必要があります。 

 一般的には、手動フォーカスで星空の撮影を行います。フォーカスリングを手で回して、ピントを合わせます。また、近くに明るい光源がある場合には、そちらに合わせたフォーカスを行い、その後に星空に向けてピントを合わせる方法もあります。

  ISO感度の設定方法

 ISO感度は、カメラの感度の設定で、高いISO感度を設定することで、暗い場所でも撮影が可能になりますが、ノイズが発生する可能性があります。 星空の撮影においては、ISO感度を高めに設定することで、暗い場所でも撮影することができますが、高すぎると画像がノイズだらけになってしまいます。

 最近のカメラは、高ISOでも、ノイズが目立たなくなっていますが、ノイズが目立ってくる感度はカメラによって異なるため、ノイズを許容できる感度の限界を事前に把握しておくことが大切です。例として、絞りF2.8、15秒露光で星を止めようとすると、ISO6400~ ISO16000程度の超高感度が必要となります。

  シャッタースピードの設定方法

 シャッタースピードは、カメラがレンズから入射する光を受け取る時間の長さを表しています。撮影する被写体や周囲の環境に応じて、適切なシャッタースピードを設定することで、画像の明るさや撮影の表現力を調整することができます。星空撮影においても、シャッタースピードの設定が非常に重要です。 まず、シャッタースピードの基本的な設定方法として、手ブレを防ぐために使用する「逆三角形の法則」という考え方があります。この法則によれば、シャッタースピード焦点距離に応じて設定する必要があります。一般的に、焦点距離に応じたシャッタースピードの目安は以下のとおりです。 

焦点距離50mm以下の場合:1/50秒 

焦点距離100mm以下の場合:1/100秒 

焦点距離200mm以下の場合:1/200秒 

焦点距離400mm以下の場合:1/400秒 

 つまり、1/焦点距離 と覚えてください。 ただし、星空撮影においては、より長いシャッタースピードが必要となります。星を止めて撮影する場合は、ISO1600、絞りF2.8、シャッター速度10~15秒が基本です。

 

 

 

 

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